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Pixivには出しづらいけれど… ブログなら

Pixivや各プラットフォームは、よそのおうち

 私は『聖闘士星矢The Lost Canvas冥王神話』のミアルバ(ミーノス×アルバフィカのCP)が好きだ。
 でも、実はアルバミ(アルバフィカ×ミーノス)も好きだ。

 ただ、アルバミのR18とラブシーンの大半が苦手だ。プラトニックなアルバミが好きだ。
 そしてアルバミのミーノスはツンデレがよく、アルバフィカはなんでも許容可能なおおらかで優しい元気な超絶美人母ちゃんみたいな人だと、最高によい。

 人間とは、このような事細かい趣味嗜好を持っているものである。
 自分を振り返るとうんざりする。

 ただ、それもまた人。それもまた私。
 私はミアルバをもっとも推す字書きだが、同時にアルバミのプラトニック物語も大好きである。書きたい。

 ただ、CPというのは、私自身がそうであるように、大変繊細な人間の趣味嗜好にかかわるものでもある。

 ミアルバに限らないが、「左右固定(ミアルバの場合は、アルバミはNG)」、「他CPはNG」などの、繊細な趣味嗜好は存在する。そして、それは人のパーソナリティである以上、尊重すべきものだとも私は考えている。

 創作SNSという他者のプラットフォームにアカウント登録し、そこで作品を公開するとき。──どうしてもさまざまなことが頭に思い浮かぶ。

 「何を書くどんな書き手なのか」は、「よりわかりやすくなっているのがいいのではないか?」。
 「つまり、CPはひと組がいいのではないか?」
 「メインはミアルバだから、アルバミは同時掲載しない方が。見た人を驚かせてしまうリスク」
 「シリアスもコメディも好きだが、どっちかの路線が好きな人は、別の路線を見たくないのでは」

 そして、ついつい、

「需要のあるものを書いた方がいいのかな」
「誰かに喜んでもらえるものを、目指した方がいいのかな」
「私の好みは、多数派ではない。でも私の書きたものは、これなんだよ。でも、これは、誰も求めていない?」

 そんな迷いも生じる。

 これはPixivが悪いという話ではなくて、私自身が「場の文化に合わせようとしてしまうタイプ」だからどうしても気になる、というだけなんです。

 

でもね、そう、ブログならね

 ブログに小説を掲載してみようと思ったとき、「そうだ、あれを書きたい」と思った。

 私がブログに掲載した最初の作品は「粉雪と帰り道」というミアルバの掌編。
 実はこれは、かなりアルバミを意識した二人の関係性です。

 私の普段のミアルバは、「ミーノスはアルバフィカを大好きで、アルバフィカに対してツンがない」という傾向。
 アルバフィカに対してツンなミーノスでもいいのだが、ミーノスがツンな場合、なぜアルバフィカがそんな男に惚れるのかが、私にはわからない。CP成立しなさそうなパターンだと私は思ってしまう。(つまり、話が思いつかないので書けないのですよ)

 でも、アルバミのミーノスはベースがツンデレなので、ツンでかつアルバフィカにデレデレしているミーノスを書ける。──こう考えると、私のアルバミも結局はミアルバでもある。

 この、「どっちのCPなの?」が判別しきれないような、でも私にとっては可愛くて、眺めていたくなる感じのミーノスとアルバフィカの話。

 誰が見てくれるか、誰かに届くかわからないけど。

 でも、こんな話を書きたいなと、思って書いて、公開する。

 どこかで誰かが、たまたまこの話に遭遇して、そしてもしも楽しんでもらえたら。

 そんな、手紙入りのボトルを海に投げ入れるような、──寂しいけれど、少し夢もある書き方。そういうブログのあり方が、私はとてもいいなと思う。

 

Note

 記事をお読みくださり、ありがとうございました。

 記事中の作品「粉雪と帰り道」は、AO3で英訳版を公開しています。
 📎AO3 “Below the Cat — A Winter Day in Tokyo”

 そして、「遠慮しちゃう」と言いながら、実際は好き放題好きな設定のミアルバを書き散らしている私のPixivはこちらです。
 📎Pixiv──InkSanctum

 

 

 


 

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