SNS疲れに効く一次創作小説の広め方 ── Blueskyフィードで「読むためのTL」を作ってみた
二次創作小説を書きながら、一次創作小説も書く人へ。
交流不要、ただ新作の公開を知らせたい──Blueskyフィードが使える
Buleskyの“フィード(Feed)”を使っていますか?
まだあまり馴染みのない機能だと思いますが、実際はこのフィードがXと似て非なるBlueskyの大きな特徴です。
Blueskyのフィードは、簡単にいうと「読みたいテーマを扱っているポストを収集する機能」です。「読みたいテーマだけのタイムライン」が作れます。
つまり、適切なフィードを発見できれば、フォロー・フォロワー(FF)がゼロでもBlueskyで目的に沿った情報収集ができます。
逆に言えば、フォロワー以外にも、その情報を求める人に向けて発信が可能ということです。
これ、「新作公開を知らせたい」「新作を読みたい人に知らせたい」ときに、たいへん役に立つ機能ではないでしょうか?
ということで、「一次創作小説を読む」フィードを作ってみました…
既存のフィードがあればよかったのですが、「一次創作小説」かつ「一般文芸寄り」と思われる専用フィードがまだありませんでした。
どちらかというと、オリジナルイラストや漫画のフィードが充実していて、小説はやはり数が少なかったですね。一次創作の中でも小説特化、長編もフォローできるフィードも欲しいところ。
ということで、次のフィードを作りました。

フィード 一次創作小説を読む
特徴 小説の外部リンクを収集。一次創作小説を読みたい人向けのフィード。
収集する外部リンク note、Xfolio、ブログ、kindle
どちらかというと、一般文芸寄りの作品に向けたフィードになると思います。
多分これは今までなかったかと。
外部リンクの種類は、無料全文公開だけでなく、有料作品にも開いたものにしています。kindleが入っているのは、そのためです。
アマチュアがオリジナル小説を有料で販売する機会は、まだ少ないと思いますが。ここは私の将来への展望も込めています。「無料でなくてはならない」「全文公開が望ましい」という不文律は、創作者にとってあまりに不利なので(特に著作権を守れないリスクが高い)。
いまのところの想定は、”Kindle Unlimitedへの登録”です。「読む準備ができている人」が集まる場だからです。
🔽以下は、以前書いたBlueskyフィード解説記事です。
ただ、印刷物でZINE文化がある以上、オンラインでも有料の図書はあっていいと私は思っています。オンラインのインディーズ出版は、印刷費や流通に費用がかからない分、手軽に取り組める方法のはずですから。
いずれ、印刷物のZINEとの共存共生、相互向上の関係が築けるようになるといいとも思っています。しかしそれはまた別のお話……。
「一次創作」フィードを使ってみて分かったこと
まだ作ったばかりなので、運用してみての実感はおいおい記事にしたいと思います。現時点で、作ってみての感想をまとめてみますね。
「読んで」「買って」圧がない
「一次創作小説を探している人」が見る場(フィード)なので、欲しい人に情報を届ける仕組みですから、「宣伝する心苦しさ」が軽減されます。
フィードのポストも、一定期間で古いものから消えてしまいますが、これまでのXのタイムラインに流して「5分後には埋もれる」➡️「宣伝を繰り返す」「でも繰り返したくない(フォロワーが嫌がらないか気になる)」という悩みが減るのではないかと思います。
一次創作小説、そんなに濁流のように公開ポストが流れて来るものではないはずなので。結構情報は日持ちするはず。
フィードとは要は、なんなら「小説を買いに来た」人が集まる場所。本屋さんに行くようなものです。そこで新刊情報が並んでいても、「圧がすごい」とはならないものです。
オンライン書店だと思ってもらえたら
そのうちフィードのアレンジをしたいと思っていますが。
イメージは「オンライン書店」です。そこに持ち込みの図書がポストされている感じ。
こうなると、「探している人が探しに来る場所」になるので、「こんな新刊を作りました」とポストが流れているのは全くの自然になります。
情報の需要と供給が一致する。
とはいえ、基本は自分のタイムラインにも、自分の新刊ポストは流れてしまうのですがね。宣伝回数は少なくて済む、というところが利点かと。
読む側がすごく楽
「フィードのいいところ」は、「読む側が欲しい情報を見に行く」という点です。
読む側にも「読みたいタイミング」があります。
タイムラインに流れて来るフォローのポストは、無差別攻撃のようにフォローアカウントの都合で流れて来ますが、フィードは読み手が見たい時に見るものです。FF関係にならなくても、フォローさえしなくても、そのフィードさえ見ていればその人の新刊情報だけが見れる。
この関係は、まさに売り場(書店)を挟んだ書き手と読み手の距離感だと思います。
お互いの姿は見えない。
作者や読者とのコミュニケーション不要で、お互いに作品とだけ向き合える。
これはたいへん読書に向いた環境だと思います。
🔽以下は、以前書いたBlueskyフィード解説記事です。
このフィードに向いている作品、向いていない作品
向いている作品
- 一般文芸(エンタメ、純文学)寄り
- 長編、中編、短編
- 腰を据えてじっくり読むタイプの作品
- 読者の反応が遅い、または少なくても気にならない書き手の作品
- 読者との交流を特に望んでいない書き手の作品
向いていない作品
- バズ狙い
- 読者と交流しながら楽しく書いていきたい
- 即反応が欲しい
- 大量の「いいね」によって認められたい、数の反応を重視
このフィードに向かない作品の行き場はもうある
「向く・向かない」で比べると、今回のフィードの特徴わかりやすくなると思います。
「読みたい人は確実にいる」「でも数は少ない」「読書だけが目的(交流不要)」。この、SNSで目立たないけれど一定いる人々。このタイプの方々にとって探しやすく読みやすい環境の提供。それが今回のフィードの役目だと思っています。
あと、「いいね」だけが作品需要の証ではないと、少しSNSデトックスしてフラットな視点を肯定するためにも、いいのではないかなと。
特に「いいね」が少ないのはよくない作品、という思い込みに苦しみがちな書き手にも「いいねはそれほど関係ない」というのを示す場になればいいと思いました。まだそこまで踏み込めていないですがね。
また、「向いていない作品」を見ると「なぜ人気の出る作品を大事にしないのか」という気持ちになることもあるかと思います。でも、現状のSNSはすでに「人気の出る作品が大事にされた環境」です。普通に使っているだけで、それらの作品は人気に繋がります。
既存のフィードにも、Xのハッシュタグにも、「人気の出る作品を大事にする仕組み」はすでにありるということです。
おわりに
正直なところ、このフィードもまだ試行錯誤の段階です。
特に始めたばかりですし、一次創作小説を安定的に拾えるようになるまでに数か月以上かかるとは思います。
文芸寄りの一次創作小説はそんなに頻繁に更新できるものではないですし、作品点数が少ないと動きを見るのにも時間が必要です。
少数者向けの試作でもあるので、母数の少なさに対してどう結果が出せるのかも未知数です。
ただ、一歩をやってみるのも大事かなと思いました。
既存のフィードと組み合わせることで、更に作品はより多くの目に触れられるようになります。その一角になれれば、という気持ちで、また工夫して行きたいと思っています。
お読みくださり、ありがとうございました。



