初めてのサークル参加「星祭り」11 #05
オンライン同人即売会のお品書きの作り方
「お品書き」は、イベントで「今回の展示内容を一覧で示す」宣伝用の一枚チラシです。
もしかしたら、対面の同人誌即売会を経ていて、「お品書き」がなんのことかご存じの方も多いかもしれません。
私自身は「どんなお品書きがよいの?」という点からわからなかったので、その視点からご紹介を始めます。
まずは、私が使ったお品書きの紹介からです。

「お品書き」構成要素
- イベント名、開催日(星祭り11 25.6.29)
- サークルスペース(Bホール え3)
- サークル名(断想と補遺)
- ジャンル(LC)
- 主要主題・CP(ミーノス×アルバフィカ)
- 作品メディア(小説)
- 展示品情報(新作小説、タイトル、あらすじ)
- 出展内容(新作小説2作、ペーパーラリー、イラスト展示はPixiv)
- 奥付け(サークル名、作者名、ハンドル名、Xアカウント)
- 新作小説置き場BOOTHのQRコード
私のお品書きは、このような内容でした。
作ったときに参考にしたのは、過去のサークルのお品書きです。Xで”星祭り”をキーワードに過去のサークル参加者さんのアカウントをいくつか見つけ、どんなことをお品書きに書くのか構成要素をピックアプすると言う方法です。
これらの要素を入れて置くと、おおむねお客さんに伝えたいことは伝わると思います。
おまけ お品書き構成要素(テンプレ)
以下、コピペして使えます。ご参考まで。
【お品書き構成要素】
- イベント名・開催日
- サークルスペース
- サークル名
- ジャンル
- CP または作品主題
- 展示作品(タイトル・あらすじ)
- 配布形態(BOOTH / 無料DLなど)
- 作者名・Xアカウント
- BOOTHのQRコード
「お品書き」を作るために使ったアプリ
「egword Universal 2」(物書堂/Monokakido)
私は、「egword Universal 2」(物書堂/Monokakido)のmac用日本語ワードプロセッサを使いました。
これは、同人誌の印刷用データを作るためのレイアウト機能を備えているので、文章表現だけでなく、画像や図形の扱いもできるんです。
正直あまり使い慣れておらず、慣れるまでちょっと苦労しましたが、私にとっては、お馴染みのMicrosoft wordよりもレイアウト面が思った通りに作れて助かりましたね。
仕上がりはPDFになりますが、これはPDFからスクショなどを駆使してjpegなどの画像にしましょう。
これでリンクとしてのPDFにも使えますし、jpeg画像としてサークル情報欄にアップロードしたり、SNSでポストから紹介することもできるようになります。
ほかにも良さそうなレイアウトアプリ
私は基本的に「コストカット脳」なので、できるだけ金をかけずに最低限のクオリティをクリアする、という発想でアプリや道具を選んでいます。
なので、「安い」「簡単」「使いまわせる」基準で選んだ感じです。
| Microsoft word | おなじみ。これでじゅうぶん作れます。 |
| Microsoft PowerPoint | 図表やイラストを添えたいとき、さらに作りやすそう。 |
| Goodnotes | 有料だとこれが割といいかも。基本手書きノートの代用ですが汎用性高い。 |
| CLIP STUDIO PAINT | 有料。イラスト描く人でクリスタ持ってる人は、使いませると安くて済みますね。普段使ってるなら一択で済みます。 |
| Adobe Illustrator | 有料。本来的にはお品書きはIllustratorの本領ですが、有料の上に操作難易度やや高い。 |
私はかつて、うっかり「egword Universal 2」を買う、という過ちをおかしていたので。
死蔵していたこのアプリを活用させたくて、使っている面もあります。
私は、イラストも描くので、CLIP STUDIO PAINTの年間契約をしていますから、本当はこれひとつで賄えるようだと、色々楽なはずですね。
Goodnotesを無理やり使わなくてもよいはずです。
でも、CLIP STUDIO PAINTは、なかなか難しいですからね。操作がね……。
画像はどうしよう?
私は、商用利用可の無料写真素材サイトから借りています。
あまり素材サイトは知らないのですが、好きなところをひとつあげるなら、O-DAN(オーダン)ですね。
O-DAN(写真検索サイト)
https://o-dan.net/ja/
リンクウェアなので、写真のそばにリンクを貼れない場合は、SNSなどでリンクの紹介をしています。
QRコードはどうやって作るの?
私はGoogle ChromeからQRコードを作りました。
ブラウザがGoogle Chromeの場合は、これが一番簡単だと思います。
手順は、
- QRコードを作りたいWEBページを開く(例えば、自分のBOOTHトップページ)。
- QRコードを作りたいWEBページで右クリック。
- 右クリックで出てきたメニューから「このページのQRコードを作成」を選択。
- そのページのQRコードが作成される。
ブラウザを特定のものにしたくない場合は、「QRコード作成方法」で検索すると、アプリが色々出てきます。
ただ、QRコードも必須ではなく、導線の一つなので。
必要だと思う場合のみでよいと思います。
お品書きをつくるまで
「お品書き」は、なるべく早く仕上げてサークル参加の広報に使いたいですよね。
でも、「お品書き」だけに、確実な情報で仕上げる方がベターです。
つまり、新刊を出す人は、「お品書き」頒布前に新刊を仕上げる、と言うスケジュール感になります。
2025年の「星祭り」11での進捗ですが、開催日が近づくと、主催者さんからスケジュール案内が発信されます。SNSに流れます。(主催者さんのアカウントをフォローしましょうね)
それによると、だいたい開催日一週間くらい前からお品書きの広報が始まって来るので、そこに間に合うように、余裕を持って新刊を仕上げ、お品書きを作るのが理想です。
「新刊があります」を広報できると、「おおお、新刊!」とサークル店舗に足を運ぶ理由になることもあるでしょう。
また、BOOTHを通販ページとして使う場合は、BOOTHのアカウントを先に作っておきましょう。品物は置かなくてもいいので、BOOTHのアカウントURLを獲得しておきましょう。
私からは以上です。
というか、私が、事前に知りたかったと思った情報は以上です。
みなさまが、楽しいオンラインイベントをご経験されることを願っております。
次回は、「ペーパーラリー」の作り方を題材にします。

