Bluesky使ってますか? フィードで「FF不要」の情報拡散を実現する方法
Bluesay Xにはない仕組み|創作・二次同人の告知に強いSNS運用術
どうしても情報拡散といえば、ユーザーの多いXがまだまだ強いという印象です。
それだけに、私はXのアカウントをさまざまな告知に使っており、二次創作用にはもうこれ以上新しいアカウントが用意できない…。
そんなわけで、最初はXの代替手段として、Blueskyアカウントを新設していたのですが。
”フィード”というBluesky特有の機能の気づいてから、「これはこれで、ピンポイントの情報拡散向きでは」と、いまBlueskyに再注目しています。
Blueskyのフィードとは?
Blueskyを一言で説明すると、「好みのニューススタンドを自分で作れるSNS」です。
その中心にあるのが、独自機能の「フィード(Feed)」。
フィード=タイムラインの“選択式フィルター”
X(旧Twitter)では、ホーム画面のタイムラインで 「フォローした人の投稿+おすすめ」 が半自動的に流れます。
一方、Blueskyでは 「自分の欲しい情報単位でタイムラインを分ける」 ことができます。
フィードは、いくつでも作れて、いくつでもフォローできます。
そして、フォロワー数と無関係に拡散が可能です。
✨FF(フォロー/フォロワー)に依存しない情報流通の仕組み
「知らない人の目に届く」最終兵器
これが、Xにはほぼ存在しないBlueskyの強みです。
どう違うの?(ざっくり比較)
| 機能 | X | Bluesky |
| 情報の流れ | FF中心+アルゴリズム | フィード単位 |
| 拡散の仕組み | リポスト/おすすめ | フィード掲載で拡散 |
| 届き方 | インフルエンサー依存 | テーマ依存 |
| 見つけ方 | 検索 or タグ | フィード探索 |
これが、地味に革命です。
「人が集まる場所に貼る」から、「テーマが集まる場所に貼る」に変わる。
代表的なフィードの例
- 💫 “Everything Saint Seiya” ”#聖闘士星矢”といった特定のタグで収集。
- 🎨 “Saint Seiya Art” ”#stsart”といった特定のタグでポストを収集。
- 📚 “一次創作。” ”#一次創作”といった特定のタグでポストを収集。
- 🖼️ “Artist Trending” ブルスカのアーティスのポストがトレンド順で並び替えられる。
- 🐈 “Cats!” 猫のフィード。猫ポストが収集される。
こういったフィードに作品や告知を流すと…
あなたをフォローしていない人にも、見てもらえる。
これがXとは明確に違うところ。
Xは「人に紐づく流れ」
Blueskyは「テーマに紐づく流れ」
だから結論は↓↓
FF不要の拡散という反則技
フィードに載れば、
フォロワーが「0」でも、よくて「10人」でも関係なく、
- 記事
- イラスト
- AO3更新告知
- note発売
- Pixivリンク
- WordPress記事
が 「知らない読者」に届く。
実際に運用してみると、以下の体験があります👇
- フォローされていなくても「♡いいね」が付く
- 初見の読者が「プロフィール」を見に来る
- 他ジャンルから流入がある
- 検索流入とは別ラインで伸びる
これはもう、フォロワー依存時代の終わり方が見える。
私も実際に、AO3の更新情報のポストを、見知らぬFF外のアカウントに”いいね&リポスト”してもらいました。
しかも、何度も。
つまり、Xで情報拡散するときに必要だった「人と人の繋がり」が、不要になるのです。
いわゆる、「拡散されるために、フォローを増やす」「フォロバ目的のフォロー」などの、「人間関係を利用した情報拡散」という方向にいかなくて済む。
目的のために、人の心にかかわる手段を俎上に上げる必要がなくなります。
これは、かなりのストレス軽減でしょう。
実際に「フォロバ目的」をした・しない、ではなく、「その選択肢、その悩み自体がなくなる」のです。
なぜブロガー、創作系に向くのか?
創作ジャンルの場合、認知は基本的に「偶然頼み」ですが、フィードは偶然を作る場所を自分で選べる。
- 自ジャンルの読者に届く
- 日本語圏に届く
- 創作物に興味がある層に届く
- 作品や企画の“匿名観客”を獲得できる
つまり、創作界隈の理想である
「つながり無しで届く」
が可能になるわけです。
Bufferとの組み合わせで24時間対応に
複数のSNSの予約時間投稿をかなえてくれるアプリ”Buffer”。
これは、AO3で時差のある英語圏やフランス語圏に更新情報を届けたい私の、強い味方になってくれました。
Xは予約投稿ができます、ブルスカにその機能はありません。
でも、それぞれの投稿時間を予約できるBuefferと、ブルスカの”フィードに拾われるタグ”の設計で、Xよりも少し長い時間、告知ポストを対象者の見る場所へ届けておけることになります。
見たいものだけを見る設計
ブルスカのミュートは強力です。
ミュートした側にとっては、相手の存在がSNSの中で完全に消失します。
ひとたびミュートすれば、その人はもうブルスカの中に存在しないように見せてくれる。
これは、Xが根本的に「他人との交流」「幅広い人が求める情報拡散」を目指しているのとは、大きく違います。プラットフォームの設計の次元で異なるのです。
人の少なさがXに劣る点ではありますが、その分、情報感度に高い人々が集まっている可能性が高いのもまたブルスカだと思います。
人の多さ少なさで、Xは選ばれがち。
でも、「人との交流」を度外視して、自分の作品を届くべき人に届けたいという願いの場合、Bleskayは、Xよりはるかに、その役目を果たしてくれるのです。
フィードは、孤独なSNS運営を“設計された偶然”に変えてくれます。
大人数の中で消える拡散ではなく、正しい場所で届く拡散。これがBlueskyの真価です。

