日記2025.6.22
真夏じゃないですか
この時期にして毎日の最高気温が30℃を超えています。
朝、Xを開くと、
「#暑いので涼しくなる画像を貼れ」
「#暑すぎるので雪の画像で涼もう見た人もやる」
「#涼しくなあれ」
といったハッシュタグとともに、雪景色や氷細工の画像が流れて来る状況。
ありがたい。
ありがたいが、暑い……。
もはや災害なので、日中の通勤なんてやめちまえ、やめちまえよ、命あっての仕事だろ! などと叫び出したくなりますね。
「星祭り」11の準備進捗
土曜日に、2作目のミアルバを書き上げました。
1年前くらい前に書いた『Lumières』(ルミエール)というミアルバ小説の続きの掌編という内容です。タイトルは『Lumières : Sorbet à la pêche』(ルミエール:ソルベ・ア・ラ・ペシュ)で「桃のソルベ」です。
『Lumières』に、アルバフィカがミーノスの台所に桃を持ち込み、それをミーノスの食堂でソルベにするというエピソードがあります。ソルベは翌日の仕上がりで、作中ではそれを食べずに話が終わります。
なので、そのソルベを食べる話としての、小さな後日談です。
ちなみにタイトルの『Lumières』は、直訳すると「光」ですが、意味合いは、啓蒙の世紀と呼ばれた18世紀の「啓蒙の光」としての「Lumières」です。
この話の展開も、戦女神サーシャの計らいで、冥王軍の三巨頭が聖域に思想書の講義をしに来るというもの。でも啓蒙は、思想書の読解そのものではなく、「知にと理性によって、敵同士がわかり合っていくこと」の方に意味を向けたつもりでした。
そうやって、やっと距離が縮まったミーノスとアルバフィカのその後の小さな進展の話です。
この話のミーノスは、私の作品の中では異色で、かなり優しくて穏やか。もう心が決まっているからなのですが。本来的にミーノスは自己の優位性に固執する性格でしょうから、自分を負かしたアルバフィカに対して穏やかではないと思います。でも、今回のミーノスはそこについてはもう整理が終わっている。それで落ち着いた様子で描けました。
私はミアルバが好きですが、ミーノスの敗戦して荒れ狂うであろう心理状態を考えると、毎回なかなか鬱なので。まあこのミーノスの葛藤は、省略してもいいといえばいいのですがね。省略したらしたで、「そこにあまり葛藤しないミーノス」ってどんな性格なんだ? とまた考えなきゃいけなくなりますが。
ともかく、この「桃のソルベ」のお話は、お気に入りになりました。
もしよかったら、こちらも見に来てくださいね。無料配布予定です。